未経験から3DCGアニメーターになるまで【転職体験談】

はじめに
こんにちは、うのたきです。
お盆はどのように過ごす予定ですか?私はコミケに行く予定です。
普段は3DCGやイラスト系のチュートリアル記事を書いていますが、
今回はちょっと趣向を変えて、私の3DCGアニメーターになるまでの道のりをお話します。
私は元々、別の業種からの転職でゲーム業界に来ました。
そのような経験から、
- ゲーム・アニメ業界を目指している人
- 他業種からクリエイティブ業界に転職したい人
- 将来に悩む学生の方
に向けて書いています。
今回の記事が参考になったりや励みになる方がいらっしゃれば嬉しいです。
IT業界からのスタート|3交代制勤務が向いてなかった
私は大学卒業した後、IT系の人材派遣会社に入社しました。
ゲーム開発に関わるためにプログラミングの仕事がしたくて入ったのですが、配属されたのは開発ではなく運用保守(カスタマーセンター)のお仕事でした。
カスタマーセンターで働きながら、趣味でマンガを描いてコミケで頒布したり(その頃のマンガの在庫は今でも山ほど残っています)、skebやココナラなどでイラストの制作をしていました。
人間関係は良好でしたが、朝勤・昼勤・夜勤が入り混じる3交代制勤務がどうしても私には合わず、体を壊して退職しました。
きっかけは「3D素材」|Blenderとの出会い
退職後はバイトをしつつ今まで通り創作活動を続けていました。
その頃あたりにクリップスタジオの3D素材を知って使ってみたら想像以上に便利なことに感動しました。
当時はまだ3D素材が少なかったので、「無いなら自分で作ってみよう!」と思い立ち、Blenderを使ってモデリングを始めました。
ソファとかベッドとかスリッパなどの小物から入って、オリジナルキャラクター(たまに記事内に出てくる紫髪のロングヘアのキャラクター)を作りました。
続けていく内にモデリングが楽しくなって、CGWorldのイベントに参加してお話を聞いたりしていく内に「仕事としてやっていきたい」と思うようになりました。
初めての就職活動は玉砕
履歴書や職務経歴書の他にもポートフォリオが必要なことを知り、今まで作ってきたものと描いてきたイラストをポートフォリオにまとめて、就職サイトや転職エージェントを利用してチャレンジしましたが、結果は不採用の山でした。
理由は簡単で、「実務経験が無いこと」と、「専門学校に通っていなかった」ことが大きかったようでした。今にして思うと技術職だし、Mayaも操作わからなかったし、仕方なかったと思うところです。
就職活動中、同い歳かつ同じ誕生日らしい転職エージェントの方からは「今のスキルではゲーム業界は難しい」とはっきり言われてしまい、代わりにそのエージェントの会社が運営するプログラミング教室を勧められましたが、また別のIT派遣の道に戻る未来が見えたのでお断りさせていただきました。
しっかり働いている同日生まれの方に「いつまで夢を追ってるんだ」って言われているような感じで恥ずかしかったのですが、それでも諦めきれませんでした。
デジハリONLINEでの学び|アニメーションの面白さに気付く
就職できなかった理由の内、どうにかできそうだったのが専門学校で学ぶという部分でした。
専門学校に通うお金はありませんでしたが、色々調べていると通信制の「デジハリONLINE」なら今の私でもお金を払えると思ったのでローン組んで学び始めました。
そしてこのタイミングで初めてMayaを触りました。
3D素材を作っていた経験から、当初はモデラー志望でしたが、講座を進めていく内にアニメーションの面白さに惹かれました。
キャラクターのポーズやカメラワークを考える感覚が、イラストの構図を決める時と似ていてワクワクしたからです。
講座でMayaの機能を広く学びつつも、時間があればアニメーションを作ることに力を入れてたくさん作りました。
課題をこなして8カ月後に修了証をいただき、その期間中に作ったアニメーションを加えたポートフォリオで再び就職活動を始めました。

再挑戦でつかんだ内定
学んだとはいえ実務経験は無いままなので、転職エージェントには当然のことながら門前払いされてしまいました。当たり前体操ですね。
就活サイトを使っても思ったように面接まで進められなかったため、自分から積極的に会社に働きかけていかないとダメだと感じました。
なので『CGプロダクション年鑑』や就活サイトの求人情報を調べて、会社のホームページからお問い合わせフォームや電話などから直接許可をもらって片っ端からポートフォリオを送っていきました。
結果、3DCGを学び始める前と違って、数社から面接の機会を得ることが出来ました。
更にその内の数社から内定をいただき、その中からより私がやりたかったことが出来そうな会社を選択させていただき、3DCGアニメーターになることが出来ました。
まとめ|行動すればチャンスは増える
私の3DCGアニメーターになるまでの体験談はいかがでしたでしょうか。
今回お伝えしたかったのは、「行動すればチャンスをものに出来る確率を上げられる」ということです。
作品作りや勉強、会社へのエントリーといった自主的な行動がなければチャンスは掴めなかったと思います。
もしあなたが3DCGクリエイター以外の何かを目指していたとしても、諦めずに積極的に行動してみてください。面白いなにかが掴めるかもしれません。
私もまだやりたいことや叶えたいことがあってマイペースながらも行動を続けています。
少しでも共感してくれたら一緒にがんばりましょう。
このような記事が、私と同じように他業種からクリエイティブ業界に入りたいと思っている方や、将来に悩んでいる学生さんの勇気や道しるべになれたら嬉しいです。
以上です。最後まで読んでくれてありがとうございました!
気になった方がいらっしゃるかもしれないので、私が受講していたデジハリONLINEのリンクを貼っておきます。
私のように既に社会人で学校に通える時間が無かったり、金銭面で悩んでいるなら有りな選択肢だと思います。
リンクを貼るにあたって久しぶりにHPを見ましたが、
2025年8月15日まで使える割引クーポンがあったり、講座修了後に就職した後に1年勤務したら最大70%キャッシュバックキャンペーンしていてびっくりしました。(私が受講していていた頃にもやっていて欲しかったです!)
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